世界中には、多くの天然石が存在しています。滅多に見ることのできない希少石などもあり、ストーンファンの心を魅了しています。
天然石には、それぞれ特徴がありユニークなネーミングを持っているものもあり、一つひとつの石について知ることで、吸い込まれるような魅力を感じるお気に入りの天然石を見つけることもできるでしょう。

神秘的なブルーで人々を魅了するタンザナイトは、多様色の天然石として知られています。
日中は美しいブルーに、そして夜光の中では紫がかって見えるという特徴を持っています。タンザナイトは青いゾイサイトのことでもあり、ゾイサイトはグリーンかかったものが一般的だったため、青いゾイサイトの発見は20世紀最大の発見とも言われました。

美しいグリーンの宝石であるデマントイドガーネットは、1月の誕生石でも知られるガーネットですが、その中でも群を抜いた美しさを持つことから「ダイヤモンドのような」という意味を冠にしたデマントイドガーネットという名称になりました。
多様な輝きを見せるジュエリーとして人気があります。

アイルランドの好物愛好家であったターフェ伯爵の名にちなんでつけられたと言われている、ターフェアイト。青みがかった紫に魅了されている方は多く、希少石としても知られています。
世界中のコレクターが追い求めるほどのレアストーンであり、世界中でも発見事例がとても少ない天然石です。

深い藍色の見た目を持つカイヤナイトからは、宇宙や壮大な海など広大な空間をイメージさせられます。
結晶の中には、氷の繊維が一方向に伸びているのを目にすることができます。この繊維の方向が、結晶と同じ方向を向いているか結晶に対して直角になっているかで、硬度が大きく変わるというユニークさが特徴です。

スファレライトは、ダイヤモンドにも引けをとらない輝きを持っている天然石として知られています。以前は、日本も有数の産地として知られていました。眩い輝きを放ちながらも、有名なジュエリーとしてあまり知られていない理由には、硬度の低さが挙げられます。内包物によって、見た目が大きく変わるため鑑別するのが困難なことから「スファレライト（裏切り者）」という名がついたと言われています。